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令和7年度卒業式


学長式辞

静岡産業大学の学士課程を修了し、本日、晴れて卒業式を迎えられる365名の皆さん、ご卒業まことにおめでとうございます。静岡産業大学の教員・職員を代表して、心からお祝いを申し上げます。
今日まで、本日卒業するお一人お一人を、支え励ましてこられたご家族の皆様もさぞやお喜びのことと思います。心からお祝いを申し上げます。
また、年度末のお忙しい中にもかかわらず、ご来賓としてご臨席いただいています、藤枝市長北村正平様、磐田市長草地博昭様、藤枝市商工会議所会頭江﨑晴城様、磐田市商工会議所会頭高栁裕久様、静岡学園中学校・高等学校校長 鳴嶋吉彦様をはじめ、多くのご来賓のご臨席のもと、卒業式を開催することができますことを、大変嬉しく思い感謝いたします。
皆さんは2022年4月に静岡産業大学に入学をしました。入学式はこのグランシップで行いましたが、ご家族やご親族の皆様には、新型コロナ対策として、グランシップの11階の会議ホールにて、入学式の様子を映像でご覧いただきましたが、今日の卒業式は、卒業生の皆さん、ご家族、ご親族の方々を一堂に会して、新たな門出をお祝いすることができ、大変うれしく思います。
 さて、皆さんが静岡産業大学で学んだ4年間を少し振り返ってみましょう。
2022年には、コロナ禍で中断していた大学祭を3年ぶりに開催しました。磐田キャンパスの蒼樹祭のテーマは「RE START再始動」、藤枝キャンパスのテーマは「BREAK OUT殻を破って飛び出す」でした。学生たちの気持ちをよく表しているテーマで、多くの笑顔に接して充実感を覚えた学生が多かったのでは思います。またこの年の11月に、生成AIの一つチャットGPTが公開されました。生成AIは、今では、多くの学生が、授業や研究の調べもの、趣味で使うことが当たり前になっています。
2023年には、コロナが季節性インフルエンザと同じレベルに位置付けられ、授業も教室で仲間と一緒に受けられるようになりました。学術・資格・地域連携の各方面で学生たちが活躍をしました。会計塾で勉強をした学生が、税理士試験、日商簿記検定1級に合格しました。「信金フェア」や「産業振興フェア」などに学生が積極的に参加し、地元企業との連携を強めました。スポーツでは、サッカーをはじめとする強化スポーツクラブが全国レベルで健闘をしました。
また、夏にパリで開催されたオリンピック・パラリンピックでは、スケートボード、ブレイキンなどで若者たちが金メダルを受賞し、過去最多となる45個のメダルを獲得し、日本中が喜びに沸きました。
2024年は静岡産業大学開設30周年の節目を迎え、教員採用試験に多数の合格者を出すなど、実学の成果を感じさせる明るいニュースがたくさんありました。
硬式野球部は静岡県リーグで優勝、サッカーは男女とも全国大会に出場しました。トランポリン部の女子は世界トランポリン競技選手権でタンブリングに出場、柔道でも男女とも全日本大会に出場、バスケットボールでも男女とも西日本学生選手権大会に出場など、スポーツで素晴らしい成績を挙げました。学業では、ゼミでの地域活動、海外研修、インターンシップに多くの学生が取りくみ、クラブやサークル活動も盛んに行うことができました。
2025年 今年は、大阪で万博が開催され、大屋根リング、空飛ぶ車、ミライ人間洗濯機、iPS細胞から作った心臓などが多くの来場者に感動を与えました。皆さんの中にも、万博で最先端のテクノロジーに触れ、未来を感じた方々も多かったのではないでしょうか。
今年は大変暑い夏でした。県内でも40度を超える記録的な気温が観測され、地球の温暖化の影響を実感させられました。
本学では、全日本学生体操競技選手権大会(インカレ)で 大学初となる金メダルを獲得する快挙があり、トランポリンでは国民スポーツ大会で静岡県代表として活躍、サッカーは総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントに出場、全日本大学バスケットボール選手権に出場し、全国の舞台でも存在感を示しました。
また、学生たちは多くの難関資格試験で素晴らしい成果を上げました。実務に直結する資格取得に多くの学生が挑戦し、自発的な勉強会を組織する学生が増え、互いに教えあい、合格した時はSNSで喜びを分かち合うなど、キャンパス全体に挑戦する文化が根付いた一年でした。
皆さんは、静岡産業大学での4年間、楽しかったこと、頑張ったこと、目指したことをやり遂げたことなど、多くの思い出を持って、今日の卒業式を迎えていると思います。
さて、皆さんが高校生だった2020年から2022年は、まさにパンデミックの渦中でした。休校や行事の中止、「当たり前はある日突然あたりまえでなくなる」経験をしました。しかし、その経験は決して無駄ではなかったと考えます。「何が本当に大切か」を若く柔軟性のある眼で見極めてきた皆さんは、これまでどの世代よりも鋭く優しいものを持っていると思います。AIが瞬時に最適解を導き出す時代において、教室で学んだリベラルアーツや、「冠講座」や「現地学習」で学んだ実学、海外研修での体験、ゼミでの物事を深く考え、自分なりの答えを探した学習経験は、実社会に出て物事に価値や意味を与える大きな武器になります。
現在、社会は、予測困難度が加速し、デジタル化が急速に進んでいます。AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)は学習、仕事、生活に必要な道具となっています。
世の中を見ると、物価の高騰やグローバルな取引の不安定化など、先を読むことがむつかしい状況が続いています。しかし、それは同時に、古い仕組みが変わり、若者の新しい発想が価値を持つチャンスの時代でもあります。変化を恐れるのではなく、静岡産業大学で学んだ柔軟な思考をもって、変化の時代を乗りこなしてほしいと考えます。
学ぶ目的は、「自己の幸せの追求」と「社会の維持発展に寄与する」ことにあるということもできます。予測を超えて変化していく時代に、大学までの学びですべて対応していこうとする発想には限界があります。働き始めてからも知力を高める努力を続けていくことが大切です。
社会に出てからも、物事の本質・基本を理解するため、知識や情報に貪欲でいてください。また、現場に足を運び、人と対話をすることでも知力を高めるようにしてください。静岡産業大学の実学はまさにこの知力得るための学習です。
さらに、旅に出て、その土地の暮らしや人々の考え方を知ることも知力、「知価(知識や知恵が持つ付加価値)」を高めることにつながるでしょう。静岡産業大学が学外研修や海外研修を行っているのはこのためでもあります。
社会に出てからも、己の知力・知価を高めることを常に意識して、物事の本質を見抜くことができ、人から頼りにされる人となるよう努力を続けてください。
卒業する皆さんに一つの言葉を贈りたいと思います。それは、「艱難汝を玉にす」ということわざです。
艱難の意味は、「容易でない、たやすく処理できない、安楽に進めない」という意味です。「艱難汝を玉にす」は、「人は困難に直面し、苦労を乗り越えることによって、人格が磨かれ、立派な人物になるということ」苦労を乗り越えることによって、人格が磨かれ、立派な人物になるということ」仕事をしていく中で、難しいことに直面したとき、この言葉を思い出し、安きに流される行動はやめようと思いました。良い結果が得られたことばかりではありませんでしたが、難しいほうを選んだ時のほうが得るものが大きかったと思います。
社会人として働く中には、考え方や価値観が全く同じという人はいません。
想像力が乏しいと、視野の狭い人、自分勝手な人と受け取られることも少なくありません。想像力の豊かな人になるよう常に自分を鍛え続けてください。
時間は皆さんに平等に与えられています。無駄に使うのも、有益なことに使うのも自由です。
皆さんの進む道は、それぞれ異なりますが、これまで育てていただいた家族を大切にし、社会から、「あなたがいてくれてよかった」を感謝されるような人になってください。
結びに、多様な価値観を尊重し、自由で自分らしいものの見方ができる社会人として、羽ばたいていかれることを、心から期待して、式辞といたします。

                               令和8年3月12日  静岡産業大学学長 堀川知廣

卒業式の様子

司会
(左)濵田純平さん(経営学部)
(右)岐津桜華さん(スポーツ科学部)

国歌独唱
(ソプラノ歌手 西尾舞衣子様)

学位記授与
総代 学長賞
(左)小玉 桃香さん(経営学部)
(右)ホシ カルロスさん(スポーツ科学部)

学部長賞
(左)中谷咲穂さん(経営学部)
(右)堀凱登さん(スポーツ科学部)

特別賞
(左から)
アーマド ムーヤルシャー チャイルディンさん(経営学部)
松本一花さん(経営学部)
杉浦夢菜さん(スポーツ科学部)
髙野太一さん(スポーツ科学部)

在学生代表送辞
樋渡マリアさん(スポーツ科学部)

卒業式代表答辞
佐野岬希さん(経営学部)

教員免許状授与

経営学部 卒業記念パーティー

スポーツ科学部 卒業記念パーティー