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スポーツ科学


スポーツから広がる学問:スポーツ科学 江間諒一准教授 運動生理学の視点から、筋肉の研究に取り組んでいます。例えば、運動をした後になぜ筋肉痛がおきるのか。一時的な運動や短・中長期的なトレーニング、成長や加齢が体格や身体能力にどのような影響を及ぼすのか。身近に存在する疑問をテーマに、科学的にデータを取得します。分析した情報を使って疑問を解決し、そこで得た知見をスポーツ界や地域住民の身体づくりに役立てています。

新しい発想で地域のスポーツや健康づくりに貢献できる人材育成を

運動生理学では、顕微鏡で見るレベルから、肉眼で観察できる関節の動きのレベルまでを扱います。特に、運動によって身体がどのような反応・適応を示すのか、反応・適応がなぜ生じるのかというメカニズムを学びます。加齢や性別、発育発達の視点のほか、メタボリックシンドロームや女性アスリートに生じやすい問題なども取り上げます。これらはスポーツ・運動を指導する人にとって必須の知識です。特に指導者や教員といったスポーツを「ささえる」ことを目指す学生に対しては、多様な視点を持てるように指導します。運動生理学演習においては、専門機器を使って身体能力を正しく評価する手法を学びます。その際、なぜ身体能力を正しく評価する必要があるのか、その意義をよく考えます。体力の特徴を評価し、改善策の提示に役立てられる学びを実践します。
卒業後、スポーツ関係の仕事に就いた時、既存の技術や方法論を鵜呑みにせず「なぜ?」という視点を持ち、地域のスポーツ振興や健康づくりをけん引できる人材の育成を目指しています。

授業×SDGs

筋損傷(筋肉痛)を防ぐ対抗手段の開発

身近な症状なのに、よく分からないことが多い筋肉痛。痛みの個人差がなぜ生じるのか。筋肉痛を防ぐための、有効な手立てはないのか。学生が自ら実験台となり、最新機器を活用しながら筋肉痛のナゾを解き明かしていきます。

リンクするSDGs

目標3(健康と福祉を),目標4(質の高い教育をみんなに),目標5(ジェンダー平等を実現しよう)

筋肉の研究は、アスリートだけでなく、高齢者のケガの予防にもつながります。この研究をさらに発展させていくことで、スポーツの進化や人々の健康づくりにも大きく貢献できます。