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スポーツをみる


※職位や内容は投稿時のものです

2022年11月30日更新

 このエッセイが公開される頃にはおそらく世界最大のスポーツイベントの一つであるサッカーワールドカップが開催されているでしょう。私が初めてサッカーワールドカップをテレビで視聴したのは1990年のイタリア大会であったと記憶しています。日本がサッカーワールドカップに初出場するのは、1998年のフランス大会ですから当時の私は特に応援するチームもなくテレビ中継をみていました。それでも、世界中を熱狂させるこのイベントに私は魅せられ、以来様々なスポーツイベントに夢中になり、現在でも、むしろ現在では視聴方法が増えたため、以前より多くのスポーツイベントを視聴し続けています。もちろん、スポーツイベントに夢中になるのは私だけではなく、サッカーワールドカップでは、予選から合わせると211の国・地域が参加し、延べ35億人が視聴すると言われています。また、昨年はサッカーワールドカップに劣らない大イベントであるオリンピックが東京で開催されました。このイベントには205の国と地域から、1万人以上の選手が参加し、延べ30億人以上が視聴したと発表されています。さらに、日本では上述した二つのイベントほど認知されていないものの、自転車で23日間(競技日は21日)かけておよそ3000km、高低差2000m以上を走破するロードレースの人気大会であるツール・ド・フランスの延べ視聴者数は35億人とも言われていて世界200ヶ国近くで中継されておりますし、競技人口3億人を誇るクリケットのワールドカップも200ヶ国以上に中継され、同等の視聴者数がいると推測されている。

 一日の視聴者数では、アメリカンフットボールの全米一決定戦であるスーパーボールが話題にあがることが多いです。この試合では1億5千万人程度が視聴し、30秒コマーシャルを掲載するのに必要な費用が平均で6億円を超えると言われています。しかも、この試合があくまで国内リーグの決勝戦であることを考えるとその人気に驚かされます。

 次にアマチュアの大会に目を向けてみると、アメフトの全米大学一決定戦では、最も多かった2015年には3000万人前後の人が視聴し、大学生の大会でありながら、野球のメジャーリーグの年間チャンピオン決定戦のワールドシリーズ(1200万人弱)やバスケットボールの米国リーグのチャンピオン決定性であるNBAファイナル(1000万人弱)よりも多いです。

 まだまだ、人気のスポーツイベントはたくさんあり、ゴルフ、テニスの4大大会、UEFAチャンピオンズリーグ、ヨットのアメリカズカップ、F1をはじめとしたモータースポーツではインディ500やMotoGPなどが世界中の人々を熱狂させています。スポーツの大きな魅力の一つとして、人種、年齢、思想を超えて様々な人と興奮や感動を共有できることがあると思います。スポーツに魅せられ続けている私としては、みなさんに今興味をもっているスポーツだけでなく、様々スポーツイベントに目を向けて、これまで接することがなかった人たちとつながってもらいたいなと思います。