グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  リレーエッセイ >  「富士山いただき弁当」、発売へ

 

「富士山いただき弁当」、発売へ


講師 熊王康宏(経営工学、心理評価、マーケティング)

 本学と静岡県立富岳館高等学校との高大連携によるお弁当づくりに取り組んだ。この高大連携には、株式会社富陽軒にも参加いただき、共同開発として、富士山世界文化遺産登録を記念した「富士山いただき弁当」を、12月1日よりJR東海道新幹線 新富士駅上下線の売店で期間限定販売している。

 この取り組みにより生まれた弁当は、富士山世界文化遺産登録を記念して日本人の“おもてなし”のコンセプトをもとに、三者間での共同開発によりデザインした。本研究室のゼミナール生は、人々を“おもてなし”するための弁当として磐田市福田の小風呂敷を弁当にかけ、質の高い弁当にするブランディングに取り組んだ。

 本学部が所在する磐田市の福田地域は、古くより国内屈指の織物産業が盛んな地域である。小風呂敷の生地は、古典柄を基調としたもので消費者に存在感をアピールするだけではなく、弁当を包んだ小風呂敷を利用してもらい、富士山周辺の旅の思い出として喜んでもらいただけると考えた。多くの伝統的な遠州織柄が存在している中で、富士山の情景に近い柄を選定した。中でも、青色と紺色の縞柄は“カツオ”と呼ばれる柄である。

 こうした柄の選定だけではなく、本ゼミナール生の役割は、お弁当のネーミングとブランディングコンセプトの策定、これに基づく小風呂敷の包み方としおりの原案作成、外国人観光客でも楽しんでもらえるように英語表記を含めたお品書きの作成であった。

 発表会当日は、ゼミナール生も喜んでおり、皆それぞれで達成感を感じていた。

 静岡県立富岳館高等学校、ならびに株式会社富陽軒には、このような取り組みに参加いただき、心の中にある“おもてなし”を形にするために弁当の総合的なデザインを“伝統”という観点から考えることができた。また、ご関係各位にも、ご協力を賜りまして、この場をお借りして、深謝申し上げます。