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「成功=チャンス×準備」?


講師 山田悟史 (スポーツコーチング、水泳、バイオメカニクス)
 スポーツ指導論の講義の中で、ある学生からこんな質問を受けました。「高校生の時によく先生から『成功=準備×チャンス』とよく言われていたのですが、先生の意見を教えてください」と。とても大学生らしい良い質問ですね。皆さんだったら何と答えるでしょうか?私は、『成功=準備×チャレンジ』ではないかと答えました

 まず「成功」というものは何でしょうか。私は「自分の理想とする人生を歩む」という事だと思っています。それは、ある人にとってはお金をたくさん稼ぐ事かも知れませんし、一流のスポーツ選手になることかも知れません。あるいは、平穏で幸せな家庭を得ることかもしれませし、一人で悠々自適な生活を全うすることかも知れません。どんな「成功」を描くかは人それぞれで良いと思いますが、手に入れようとすればそれにふさわしい「準備」が必要だと思います。

 チャンスは「成功するための絶好の機会」と言う意味ですが、これは絶対的なものではありません。ある事が起きた時、人にとってはそれがチャンスとなり、人にとってはピンチとなります。その違いは「準備」ができているかどうかだと思うのです。よくチャンスは「準備」ができている人にだけ見ることができると言われるのは、そのような理由が含まれています。「準備」ができていない人にとっては同じチャンスが目の前にあったとしてもピンチでしかないため、本人はチャンスがあったとは思いません。急に大きな仕事を任されたとき、「準備」ができている人は「チャンス!」だと思い、「準備」ができていない人は「ピンチ!」となり、あとで「急にそんなこと言われても無理だろ〜。ついていないなぁ」と言ったりします。成功する人は、急な事にも対応できる「準備」ができている人なのです。「ついてる」「ついていない」という「運」は自分が作り出しているのです。サッカー日本代表の本田圭佑選手も「準備が全てだ」と言っています。スポーツ選手は、本番で成功するために、その何十倍、何百倍、いえそれ以上の時間と労力をかけて「準備」をしています。その「準備」の出来不出来が「運」よりも、結果を大きく左右します。

 「成功」のためには、『チャンスが与えられたら頑張ろう!』ではいけません。『レギュラーになったら頑張る』ではなく、『レギュラーになるために頑張る』のですから。つまり『チャンスが与えられたら』ではなく、『いつどんなチャンスが来ても良いように「準備」をしておこう!』という姿勢が大切だということですね。

 そして「準備」をし、チャンスが来たら、失敗を恐れず思い切って「チャレンジ」する勇気と覚悟が必要だと思います。また、「準備」をするにもそれなりの「チャレンジ」が必要ですよね。今できていないことをできるようにしておこうと言うのですから、まさに「チャレンジ」ですね。

 ここで私の好きな名言を一つ紹介します。
 『英雄とは、自分のできることをした人である。
ところが凡人はそのできることをしないで、できもしない事ばかり望んでいる。』

 自分の望む「成功」を手に入れるためには、自分でできる、あらゆる「準備」をしていく姿勢、失敗を恐れず「チャレンジ」する姿勢が大切だと思います。そうで無ければ、自分の描いた「成功」とは別のもののために、働かされる事になるかもしれません。自分のための「準備」を始めるのに遅すぎるということはありません。自分でできる限りのことをしていけば、100%とは行かなくても、ある程度自分が望む「成功」を手に入れられると思います。
 いつ「準備」を始めるの?「今でしょ!」

 ということで、私は「成功=準備×チャレンジ」としたわけですが、皆様はどうお考えでしょうか。いろんな「成功=〇〇×〇〇」などのご意見をいただければうれしいです。感想でも結構です。

s-yamada@ssu.ac.jp 山田悟史までよろしくお願いいたします。