6月28日 経営学専門演習A 浜松市天竜区春野町宮川地区へフィールドワークを実施しました
本学所属の北本遼太講師が担当する経営学専門演習Aでは、研究手法としてフィールドワークを学んでいます。社会学者である佐藤郁哉の著書によれば、フィールドワークは「野外調査」とも呼ばれ、文献調査や実験室実験に留まらず、人々が生活し事が起こる「現場」に直接出向き、密接な交流を通じて一次情報を得ることを特徴とします。フィールドワークの醍醐味は、自身の常識を揺るがす「カルチャーショック」を経験し、異なる文化や生活様式を肌で感じることです。これは他の文化や生活様式への理解を深めるだけでなく、受講生たち自身が慣れ親しんだ自文化を再認識する貴重な機会となります。
今回の調査先は、浜松市天竜区春野町宮川という地区です。近くには秋葉山神社があり、それに関連した天狗の装束をまとって練り歩くお祭りや日本一の大天狗面で有名な地域です。自然豊かで、アユ釣りのメッカとして知られる清流「気田川」が地域の中心を流れています。
6月28日、宮川地区にて「人が集まる場所」をつくろうと企画している方のお宅に伺い、インタビューを行いました。地域の生活ぶりや直面する課題、そして将来の展望について、貴重なお話を伺うことができました。
6月28日、宮川地区にて「人が集まる場所」をつくろうと企画している方のお宅に伺い、インタビューを行いました。地域の生活ぶりや直面する課題、そして将来の展望について、貴重なお話を伺うことができました。
その後の宮川地区の散策では、受講生と現地の方々が交流する場面もありました。フィールドワークの最後は気田川で涼をとって締めくくりました。
日用品の買い物に行くだけでも苦労すること、飲み物を買おうと思ったらすぐには自動販売機が見つからなかったこと、市街地ではよく見る外国人がほとんどいないこと、道で会う人みんなが知り合い同士であること等々。
現在、受講生たちはインタビューで聞き取ったことや散策の中で見聞きしたことをもとにレポートを作成しています。レポートを作成しながら、現場で感じた「カルチャーショック」を自分なりの言葉でまとめ、そこから地域社会を豊かにするための提案を引き出そうと奮闘しています。
参考文献:佐藤郁哉(2006)『フィールドワーク 増訂版:書を持って街へ出よう』 新曜社
日用品の買い物に行くだけでも苦労すること、飲み物を買おうと思ったらすぐには自動販売機が見つからなかったこと、市街地ではよく見る外国人がほとんどいないこと、道で会う人みんなが知り合い同士であること等々。
現在、受講生たちはインタビューで聞き取ったことや散策の中で見聞きしたことをもとにレポートを作成しています。レポートを作成しながら、現場で感じた「カルチャーショック」を自分なりの言葉でまとめ、そこから地域社会を豊かにするための提案を引き出そうと奮闘しています。
参考文献:佐藤郁哉(2006)『フィールドワーク 増訂版:書を持って街へ出よう』 新曜社