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【経営学部 塚本 教授】高体連バレーボール指導者講習会の講師を務めました


 9月23(土)静岡県高校体育連盟競技力向上対策本部事業『バレーボール競技・指導者養成講習会』が、浜松日体中・高等学校を会場として開催されました。日々バレーボールの顧問として現場指導されている高等学校の先生方を中心に、53名が参加しました。講師は本学経営学部 塚本博之教授(国際バレーボール連盟公認コーチ・日本バレーボール協会公認講師)が務めました。

 講義内容は、ハラスメントが多く報道される昨今の部活動体制を憂慮して、まず最初に『指導者としてのあり方』について講義しました。スポーツの目的は『競技力向上を目指しながら、総合的な人間力を磨くこと』であり、生徒たちが将来豊かな社会生活を送っているか、その答え合わせは10年後であること。また、一昔前の『体育会系人材』ではなく、『企業が求めるビジネスパーソン』を育てているか。さらに、味方選手・相手選手・審判・ルールなど、バレーボールを取り巻くすべての環境が対等な立場で尊重しあう関係である、『プレーヤーズセンタード』の精神を講義しました。その後、バレーボールの基本である『オーバーハンドパスの科学』を理論的に説明し、実際にオイスカ高校女子バレー部の生徒をモデルとして、実技指導を行いました。

 午後の講習は、指導者として知っておくべきバレーボールの由来や、『排球』という和名の意味、さらにバレーボールの競技特性や得点経過などを講義し、ゲーム分析のポイントを解説しました。最後に、バレーボールをよく知らない学生マネージャーにも簡単に操作できるエクセルで作成したソフトを紹介し、実際に本学のゲームビデオを視聴してデータ分析しました。その場で、チームの得点経過がグラフ化され、バレーボール経験のない先生でも、客観的に評価することができ、次のセットに活かせる即効性のあるソフトです。

 バレーボールの指導現場では、1年を通して大会が開催され、残念なことにそこでは未だにハラスメントがなくならないと言われています。協会や連盟で指導者が学べる環境を整え、すべての指導者が学び続ける姿勢を継続出来るようにバレーボール界を変革していければ、もっと楽しくバレーボールを続けられる選手が増えるはずだと考えています。指導者の皆さん、頑張って下さい!

スポーツ指導のあり方

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テニスラケットを使った指導