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【包括連携協定に基づく部活動支援】浜松江之島高等学校・硬式野球部で第2回指導を実施(大島建 講師)


実施日時:2025年11月20日(木)16:00〜20:00
場所:浜松江之島高等学校(静岡県浜松市)


本学は静岡県教育委員会との包括連携協定に基づき、県立高校における教育・部活動支援を継続的に推進しています。2025年11月20日、スポーツ科学部の大島建講師が浜松江之島高等学校硬式野球部に対し、第2回目となる技術指導を実施しました。今回は、守備および打撃における基礎技術の習得と再現性向上を中心に指導を行いました。

【目的】

・守備・打撃の基礎動作の習得と再現性向上
・生徒の学ぶ力(問い→検討→実践→省察)のさらなる深化
・地域の競技力向上と学術的知見の還元

【守備・打撃指導内容】

<守備(グラウンド)>
項目 指導内容
キャッチボール ・「捕球・送球の型(捕球動作が送球の質に影響する理由)」を実演しながら解説
・ステップの方向性、体の使い方を個別にフィードバック
内野守備(基礎) ・捕球姿勢から逆算したステップの入り方
・捕球姿勢とグラブを出すタイミング
・右足主導の入れ替え動作
・骨盤の角度と送球動作の指導
・ゴロへの「入り方」「打球判断」「イレギュラーバウンドの対応」を反復練習
<打撃(室内練習場)>
項目 指導内容
羽根打ち(シャトル打ち) ・踏み出し足接地のタイミングと骨盤角度がスイング軌道(変化球対応)に与える影響を指導
・個々のスイングの癖を可視化し、改善ポイントを言語化
・戦略上「センターから右方向」を狙う場面でのスイングと考え方を提示

【指導の様子】

キャッチボールの基本を実演している様子/内野守備の基本を解説している様子/スイングの改善ポイントを話し合っている様子

【大島建 講師のコメント】

 第1回指導内容を踏まえ、生徒の皆さんが「前回の学び」を自ら言語化しながら練習に取り組む姿が非常に印象的でした。守備練習では、私の実演に合わせて動作を模倣することでキャッチボールの質が大きく向上し、打球への入り方もよりスムーズになっていました。内野守備の基本動作に関する理解が確実に深まっていることを感じました。
 打撃練習では、羽根打ちを通して「良いスイングとは何か」を具体的に考えようとする姿勢が見られ、ミート率が安定してきた生徒も増えています。スイングの再現性が高まり、課題を言葉で説明できる場面が多くなったことは大きな成長です。
 本日の指導では、守備を中心に「基本の型」を実演しながら確認しましたが、生徒の皆さんは前回以上に主体的で、練習の合間の質問も非常に多く、学ぶ姿勢の高さを強く感じました。次回は、守備・打撃に加えて状況判断や走塁も扱い、より試合に近い場面を想定した実践的な指導を行う予定です。
 最後に、継続的な部活動支援の機会をいただいている浜松江之島高等学校関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。今後も連携協定を通じて、地域のスポーツ振興および野球界の発展に貢献してまいります。