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「第8回ふじのくに地域・大学フォーラム」において研究成果を発表しました。


 2023年2月11日、12日に本学藤枝駅前キャンパス(BiViキャン)にて「第8回ふじのくに地域・大学フォーラム発表会」が開催され、本学からは「ゼミ学生等地域貢献推進事業」で採択された谷口正昭教授(経営学部)のゼミに所属する留学生と、入江眞理准教授(経営学部)のゼミに所属する保育士養成課程の学生がそれぞれ研究成果を発表しました。

 谷口ゼミでは、「外国人とともに暮らす町内会の役割」をテーマに、外国人の町内会・自治会への加入や活動への参加を促進するためにはどのようにしたらいいか、外国人居住者200名を対象としたアンケート調査と、町内会長、自治体、国際交流協会、不動産業者への聞き取り調査を行いました。その結果、転入してきた外国人は町内会や自治会が何なのかをほとんど理解しておらず、また詳しい説明も行われていないという問題点が明らかになりました。そこで、町内会・自治会への理解度を増すための多言語版のチラシを作成し、県内の主な不動産業者300軒へ配布を行いました。
 このテーマを提示した静岡県行政書士会からは、外国語版チラシが町内会・自治会の認知の一助となればと期待のお言葉をいただきました。

谷口ゼミで制作したチラシ

 入江ゼミでは、「SPACの中高生鑑賞事業の成果に関する研究」に取り組み、SPACのこれまでの事業について調べ、舞台公演を鑑賞し演劇について理解を深めました。研究の目的は中高生鑑賞事業を生徒がどう評価し、その観劇体験がどのような影響を及ぼしたのかを明らかにすることでした。鑑賞後に実施されたアンケートの集計後、さらにインタビュー調査を行うなど、鑑賞事業の取組の成果を検討し研究を進めました。学生は演劇の面白さを実感し、保育の表現方法としての実践的な学びの機会となったことに加え、4年次の卒業研究の足がかりとなる貴重な経験となりました。

 静岡産業大学では、今後も地域の課題解決に関わる研究を推進し、地域貢献に努めてまいります。

 最後に、本事業の研究にあたり、ご協力いただいた皆様にこの場を借りて深謝申し上げます。

発表する入江ゼミの学生