6月11日、スポーツ科学部の1年生を対象とした基礎ゼミナールで、株式会社ジュビロの営業担当の方にご登壇いただき、「ジュビロ × スポーツビジネス × 地域」というテーマで特別講演が行われました。
本講演では、静岡県西部地域にホームタウンを構えるプロサッカーチーム、ジュビロ磐田の活動および取組みを例に挙げ、スポーツをビジネスの視点で見る事や地域貢献活動についてお話をしてくださいました。

　スポーツビジネスについては、マーケティング理論などを参考に挙げ、多種多様の企業がスポーツとタイアップし、大会での広告出稿や有名選手とパートナー契約をしてお互いが利害関係になっている事なども説明し、スポーツとビジネスの関係性をお話していただきました。また、その中でアメリカ式・ヨーロッパ式でスポーツ（競技）を分け、市場や広告出稿、戦力の均衡を考えた人件費抑制政策、地域との関係性などを比較し、参加学生にはサッカー経験者以外も居たため、様々なスポーツを例に挙げ、わかりやすく説明していただきました。

　ジュビロ磐田がサッカーを通して地域との関係性を考える、「ホームタウンについて」という項では、ジュビロ磐田が考えるホームタウンの定義や活動内容を教えていただきました。ここでは、地域の課題を一緒になって取り組む活動例として、住民の防災意識を醸成する活動などをご紹介していただきました。

　この講演の終盤では、参加した学生から質問を募り、回答する質疑応答の時間を設けていただきました。その中で、就職に関する事や仕事のやりがい、ジュビロ磐田特有の魅力などに関する質問が投げかけられ、ご登壇いただいたお２人にご回答いただきました。

　なお、今回の講演では2025年3月に本学スポーツ科学部を卒業し、株式会社ジュビロ様に入社された卒業生も登壇しており、在学生に向けた多くの貴重なお話をしていただきました。

　本講演は、スポーツの現場で働く方の生の声が聞ける、スポーツ科学部の学生にとって大変貴重な機会となりました。
ご協力いただいた株式会社ジュビロのご関係者皆さまにはこの場を借りてお礼申し上げます。