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矢崎計器株式会社にて研修 -大学・経済研究所共同ゼミの試み-


経営学部・藤枝キャンパスでゼミナール科目「経営学専門演習G」(担当:牧野教授+静岡経済研究所)を履修する学生19名は、5月20日(火)に矢崎計器株式会社島田製作所を訪問し、スピードメーターなど自動車用計器の生産工程を学びました。

経営学部は、静岡産業大学の「教育力」、静岡経済研究所の「調査力」、さらにそれぞれの「研究力」を融合させ、地域に有為な人材を輩出しようと、2011年度より、大学・経済研究所共同ゼミを開講しています。

このゼミのテーマは「静岡県経済の現状と課題」です。学生は、少人数というゼミの特徴を生かし、教員や研究員と楽しく話をしながら、知っているようで知らない地元経済を学びます。また、テキストの内容に加え、経済の実態を知るため、地域の企業などを訪問し学習しています。

今回は、静岡県の主力生産物である自動車をより深く学ぶという趣旨のもと、自動車用計器などを生産する矢崎計器株式会社島田製作所にて、お話を伺いました。

研修では、まず矢崎計器株式会社島田製作所が生産する製品などを教えていただきました。同工場は、自動車用のコンビネーションメーター、タコグラフ、タクシーメーター、バッテリー用部品などを生産・出荷します。説明をお伺いした後、製品の生産工程を見学しました。学生は授業で経営や経済を学びますが、工場の中を実際に見ることはほとんどありません。組立工程や成形工程を見学し、生産設備や生産工程などを具体的に知ることができました。さらに、製品の展示スペースを見学し、1950年代のメーターから最新のメーターまでを一覧できました。学生はメーターの形状や素材の進化を目にするとともに、未来の計器をバーチャルで体験できました。

学生は研修後、「経営学部の授業でよく聞く「工作機械」、また人と機械による財の生産を実際に見ることができ、授業の内容がより具体的に分かるようになった」「異物混入を防ぐため、工場が徹底的な対応を取っていて、勉強になった」「樹脂ペレットを初めて見た。普段、何気なく使っているプラスチック製品の成形工程を学ぶことができ、とても有意義だった」など、感想を話していました。

静岡産業大学は、このように地域の経済研究所、企業、行政機関と協力しながら、理論と実践の両面に優れた人材の養成を目指しています。皆さんも本学で「地元」を学びませんか。