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【経営学部】「地域産業論」で障がい者雇用に取り組む地域企業を見学


説明を聞く学生たち

磐田キャンパス経営学部 「地域産業論C」の授業では、地域産業の現状を知るためにいろいろな企業を見学させていただいています。今回は「障がい者雇用」をテーマに、12月13日(水)障がい者雇用の事例として楽天ソシオビジネス株式会社 磐田ファクトリー(磐田市高見丘)を見学しました。

同社は楽天株式会社の特例子会社※1で、障がい者雇用を促進し彼らが生き生きと働くことのできる職場環境を提供することを目的に、楽天グループの企業内アウトソーシング会社として2007年に設立されました。
2015年から植物工場事業を始め、障がいのある方の活躍の場を新たに創出。磐田ファクトリーはその2例目で、2018年に建設された人工光型工場です。
植物工場での生産は、無農薬で高品質、天候に左右されることなく安定した生産量を実現。管理が自動制御されるので、作業者の負担が減り就労時間も安定することから、障がいのある方も比較的働きやすい環境になります。

「インクルーシブ社会※2 の課題の一つ『障がい者雇用』について、実際の状況に触れ、今後自分たちにどのようなことができるのかを考えるきっかけにしてほしい」と、山内秋人教授が決めた今回のテーマ。見学企業の紹介をお願いした磐田市 経済産業部産業政策課からは「障がい者雇用、ICT技術、第一次産業(農業)の支援と、3つのポイントを連携させた取り組みを知ってもらえたら」と同社へつないでくださり、見学できることとなりました。

この日は学生27人が参加、同社の説明を聞き、生産現場の様子を見学しました。
学生からは「障がい者雇用では、会社は障がいのある方のために仕事を作る必要があり、そこがその方の場所になる。会社はそれを考えなくてはいけない、ということがわかり勉強になった」「人工光型工場の栽培システムがすごい。野菜の工場生産と障がい者雇用との両方に取り組んでいることに興味をもった」などの感想がありました。

楽天ソシオビジネス株式会社様、ご協力ありがとうございました。

※1特例子会社 障害者の雇用の促進及び安定を図るため、事業主が障害者の雇用に特別の配慮をした子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には、特例としてその子会社に雇用されている労働者を親会社に雇用されているものとみなして、実雇用率を算定できることとしている。

※2インクルーシブ社会 多様性を認め、すべての人が支え合いながらともに生活できる社会

ICT技術を活用した農業ビジネス企業を集積する
「磐田スマートアグリ―バレー」区域に立地

栽培されたレタスは楽天本社の社員食堂に提供されている