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【経営学部】〔本学と静岡県による共同研究〕研究成果を県庁にて発表


〔本学と静岡県による共同研究〕研究成果を県庁にて発表

 本学経営学部・牧野好洋教授(専門:計量経済学、経済統計)と静岡県経営管理部統計利用課は、静岡県の経済波及効果を県内各市町・地域や各規模の事業所に配分する指標について、2016年度より共同で研究してきました。

 ある財・サービスへの需要が、原材料や部品、エネルギーなどの取引を通して、様々な財・サービスの生産を誘発することを「経済波及効果」といいます。静岡県を対象にした一般の分析では、それを「産業別」に考察しますが、今回開発された指標を活用すると、それを「市町・地域別」や「事業所の規模別」に考察することができます。

 指標は昨年、完成し、静岡県のwebサイト「統計センターしずおか」に公表されるとともに、分析結果が環太平洋産業連関分析学会の学会誌『産業連関』に発表されました。また、牧野教授は1月26日(金)、静岡県庁において開催された「データサイエンティスト養成講座」において、指標の概要や活用などについて講演しました。

 多くの市町職員、県職員の皆さんが講座を受講されました。講座では、経済波及効果の考え方を学ぶとともに、同指標を組み込んだ分析ソフトを用いて、演習を行いました。同ソフトを用いると、産業別、市町・地域別、事業所の規模別の経済波及効果を、複雑な計算を自分で行うことなく、簡単に算出できます。受講生の皆さんはメモをとるなど、熱心に講義・演習に取り組んでいました。

 本学は経営や経済、情報など様々な分野を専門とする教員を有し、産官学の共同研究に積極的に取り組んでいます。何かありましたら、本学にお気軽にご相談ください。