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【経営学部】世界最高峰の雑誌に相次ぐ論文の掲載


 静岡産業大学経営学部の研究チーム(漁田武雄・漁田俊子・久保田貴之・日隈美代子)を中心とする研究論文が,領域で世界最高の雑誌(Journal of Memory and Language 記憶と言語の雑誌)に,昨年12月と今年の4月に相次いで採択されました。投稿時のインパクトファクターは5.125でした。インパクトファクターとは,雑誌の影響度や引用された頻度を測る指標でして,日本で一番権威のある心理学の雑誌である心理学研究は推定0.35です。なお年ごとに変動があります。われわれの論文が載ることで,さらに上昇していくことを期待しています。この雑誌に論文を掲載した日本人研究者はほとんど見当たりません。40年くらい前に京都大学の研究者が載せたことがある程度です。
 論文は環境的文脈依存記憶をテーマとしています。われわれは何かを暗記したとしても,暗記した情報だけを記憶しているのではありません。たとえば,電車の中で英単語を暗記した場合,英単語だけでなく,単語帳の画面,電車の混み具合,乗客の様子,車窓の風景,物音など,様々な背景情報(これを環境的文脈といいます)が一緒に記憶されます。その結果,何かを記憶した場所,そのときの匂い,BGM,コンピュータ画面の壁紙(背景写真)などが,思い出すときに存在すると,良く思い出せるのです。「昔住んでいた町の公園を訪れて,小さい頃の思い出がよみがえってくる。」,「懐メロを聴くと,それがはやっていた頃のことを思い出す。」などは,環境的文脈依存記憶の例です。
静岡産業大学では,授業時間外に,実験参加を希望する受講生が実験室にやってきて,実験に参加します。そこで,このような最先端の心理学実験に参加でき,授業の最終回で丁寧な説明を聞くことができます。このような経験は,他のどんな大学でもできません。
 われわれの研究チームは,この領域では現在世界一です。このような科学研究は,来年度から予定している「スポーツ人間科学部」の「人間科学」や「こども教育学科」の中心に位置づけられます。静岡産業大学では,このような世界トップの研究にもとづいて,最先端の教育を行っているのです。

掲載論文情報
Takeo Isarida, Toshiko K. Isarida, Takayuki Kubota, Kotaro Nishimura, Moemi Fukasawa, and Kodai Takahashi (2018). The roles of remembering and outshining in global environmental context-dependent recognition. Journal of Memory and language, 99, 111-121. doi.org/10.1016/j.jml.2017.12.001
Takeo Isarida, Toshiko K. Isarida, Takayuki Kubota, Miyoko Higuma, and Yuki Matsuda (2018). Influences of context load and sensibleness of background photographs on local environmental context-dependent recognition. Journal of Memory and language, 101, 114-123. doi.org/10.1016/j.jml.2018.04.006

この論文を執筆した静岡産業大のメンバーです。
左から,久保田貴之講師,漁田俊子教授,漁田武雄教授,日隈美代子助教
手にしているのは,2つの論文の1ページ目です。