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【磐田キャンパス】河合楽器製作所、楽天ソシオビジネスにて研修 -大学・経済研究所共同ゼミの試み-


 経営学部で「プロジェクトゼミナール」(担当:牧野+静岡経済研究所)を履修する学生20名は、6月4日(火)に河合楽器製作所竜洋工場を、18日(火)に楽天ソシオビジネスを訪問、静岡県西部地域に工場が集積する楽器の生産工程や、磐田市にて行われる次世代農業について学びました。

 経営学部は、静岡産業大学の「教育力」、静岡経済研究所の「調査力」、さらにそれぞれの「研究力」を融合させ、地域に有為な人材を輩出しようと、2011年度より、大学・経済研究所共同ゼミを開講しています。

 ゼミのテーマは「静岡県経済の特徴と課題」です。ゼミ生は、少人数というゼミの特徴を生かし、教員や研究員と楽しく話をしながら、知っているようで知らない地元経済を学びます。また、テキストの内容に加え、経済の実態を知るため、地域の企業などを訪問します。

 今回は、大学が立地する磐田の産業をより深く学ぶという趣旨のもと、河合楽器製作所、楽天ソシオビジネスにて、それぞれ話を聞かせていただきました。

 6月4日(火)は、河合楽器製作所竜洋工場にお伺いしました。「音楽のまち」と言われる浜松市を中心に、静岡県西部地域では楽器づくりが盛んです。今回は磐田市に立地する竜洋工場にお伺いし、ピアノの生産工程を見学しました。ゼミ生は、大学から車で約15分のところにある工場で、世界的に有名なピアノが生産されていること、生産量の8割は輸出されていることを知るとともに、約1万もの部品を緻密に調整しながら、ピアノへと丁寧に組み立てていく工程をとても興味深そうに見学していました。見学後には、「河合楽器製作所はピアノ作りにおいて、どのような事項を重視しているのですか」などと説明者の方に熱心に質問していました。

 6月18日(火)は、楽天ソシオビジネスにお伺いしました。最初に、磐田市産業政策課の方より、「磐田スマートアグリバレー」の取り組みについて、説明を聞かせていただきました。磐田市は2015年の年間日照時間が南鳥島(東京都)、南大東島(沖縄県)に次ぎ、全国第3位です。磐田市は一般に「ものづくりのまち」と言われますが、豊富な日照時間と温暖な気候を利用して、農業を核とした新しいビジネスモデルの創出に取り組んでいます。その後、植物工場を見学させていただきました。同工場は光や温度をコントロールし、葉菜類を栽培しており、障がい者雇用にも積極的に取り組んでいます。学生は最先端の農業を実際に目にし、「農業に対するイメージが変わった」などと話していました。

 静岡産業大学は、このように地域の経済研究所、企業、行政機関と協力しながら、理論と実践の両面に優れた人材の養成を目指しています。皆さんも本学で「地元」を学びませんか。