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【情報学部】台湾で「海外文化研修A」を開講


 情報学部では9月8日(金)~12日(火)の5日間、台湾にて海外文化研修Aを開講しました。
当研修は、日本とは違う異文化を体験すること、団体行動を通して協力体制・先を考えて行動する重要性を認識することの2つを大きな目的とし、具体的には「過去に日本が統治した歴史を持つ台湾で、なぜ親日派が多いのか考える」「過去に数カ国からの統治を受けた台湾の歴史の変遷を学ぶ」「昔の名残と現在の最新施設を見学し、現在ある台湾について考える」「原住民との交流を通して、複数民族が共生する社会について考える」を課題とした研修です。

 今回の研修参加者は日本人学生3名、外国人留学生3ヶ国4名による多国籍チームでした。学生がそれぞれの役割を果たし、全体としてまとまって行動していたため、4泊5日の研修行程を通して素晴らしいチームとなりました。また、研修目的のひとつ「異なる民族・宗教などが共存して生きていくこと」について、海外に飛び出さなければ分からない「何か」を感じ取るきっかけになったことは、学生にとって非常に大きな収穫であったと考えています。

剥皮寮:日本統治時代に貿易で栄えた街並みが残る場所

淡水 毛紅城:スペイン、オランダ、英国、日本に支配された歴史が残る場所

9月9日(土)訪問先: 龍山寺、剥皮寮、迪化街、淡水
・龍山寺で地元の人々の朝の「拝拝(お参り)」の様子を見学し、人々の日々の生活に信仰が深く根付いていることが見てとれました。また、龍山寺は数世紀前に福建省からきた移民により建てられた寺だという説明がなされました。
・剥皮寮、迪化街では、日本統治時代に貿易で栄えた街並みが残る場所であると学生から発表がされ、それらの建物を保存し、新たに活用している現状を確認できました。
・淡水では、スペイン、オランダ、英国、日本など、いろいろな国に支配された台湾の歴史が残る場所で、現在も残っている毛紅城を見学しました。学生から事前に調べた毛紅城に関する歴史について説明がありました。
・9/9(土)は公共交通機関であるMRT、バスを利用し、台湾での市民の移動方法も体験することができました。

烏来:台湾の原住民「タイヤル族」のカフェ店主に学生がインタビュー

タイヤル族の伝統工芸品(織物)や踊りの見学、インタビュー

9月10日(日)訪問先:烏来
台湾研修2日目には、バスで烏来の市街に向かい、現地でトロッコに乗り、台湾の原住民「タイヤル族」の村を訪問しました。到着後第一に日本人と結婚したカフェの店主(タイヤル族)に、学生がインタビューをおこない、日本統治についての台湾人の声を聞くことができました。続いて、タイヤル族の伝統工芸品(織物)や踊りの見学、食事体験を経て、再度、タイヤル族の女性にインタビューの時間をいただきました。学生達は事前に台湾の少数民族やタイヤル族について調べており、インタビューや踊りなどで交流ができたことは大変貴重な経験になったと感じています。

松山文創園区:昔のタバコ工場を保存・リノベーション活用している場所

九份:金鉱があり、ゴールドラッシュで栄えた歴史を持つ場所

9月11日(月)訪問先:台北101、松山文創園区、九份
・台北101では、これまでの庶民の街、原住民の村とは全く違う近代的な地区・建物を見学しました。台北101(高層ビル)の展望台に行くグループと下の近代的本屋で待つグループとに分かれ、行動しました。
・松山文創園区は、昔のタバコ工場を保存・リノベーションして活用している場所です。歴史を大切にしながら新しい時代との共存をはかる台湾を感じることができました。
・九份は金鉱があった場所で、ゴールドラッシュで栄えた歴史を持ちます。鉱脈が尽きてからは衰退していたが、現在は観光地として賑わっており、観光客であふれる様子を体験しました。