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バレーボール指導者講習会を開催!


 9月24(土)台風15号の影響もあり、90分遅れで 第2回 静岡県バレーボール指導者研修会、および静岡県高校体育連盟競技力向上対策本部事業バレーボール競技・指導者養成講習会が、藤枝キャンパスで行われました。

 講師には本学経営学部教授・国際バレーボール連盟公認コーチの塚本博之氏が務めました。講習内容は、午前中は「パスの指導法」というテーマで、オーバーハンドパスとアンダーハンドパスの原理を科学的に解明し、従来の指導法の間違いを指摘しました。その後、実際に体育館で本学女子バレー部が、順心高校の生徒を指導するスタイルで、オーバーハンドパス・アンダーハンドパスの矯正をしました。正しい指導をすれば、短時間であっても多くの生徒に新たな気づきがあり、苦手意識をなくすきっかけになったと思います。

 午後の講習は「ゲーム分析法」についてです。受講者全員がノートパソコンやタブレットを用いて、独自に開発したふたつの評価ソフトを使って、実際にゲーム分析を行いました。
 ひとつは、バレーボールを知らない素人の生徒であっても、ベンチでゲームを見ながらリアルタイムに入力するソフトです。すぐにその場で、セットの総括が6つのローテーション毎にグラフ化され、バレーボール経験のない先生でも、客観的に評価することができ、次のセットに活かせる即効性のあるソフトです。
 もうひとつは、レセプション評価を導入することにより、サーブやレセプションと得点との関係性などが自動でグラフ化されるソフトです。チームのストロングポイントや、練習が必要な弱いローテーションが浮き彫りになり、日々の練習に導入できます。講習会では実際のゲームビデオを流し、データ入力をして、使い方の解説や、分析方法を紹介しました。

 バレーボールの指導現場では、1年を通して息つく暇も無く大会が開催され、残念なことにそこでは未だにハラスメントがなくならないと言われています。協会や連盟で、指導者が学べる環境を整え、すべての指導者が学び続ける姿勢を持てるように、バレーボール界を変革していければ、もっと楽しくバレーボールを続けられる選手が増えるはずだと考えています。
指導者の皆さん、頑張って下さい!

実技:初心者のオーバーハンド

実技:オーバーハンドパス

実技:アンダーハンドパス

実技:ディグ

講義:パスの科学