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日本スポーツ協会バレーボールコーチ養成講習会を開催


8月6日(土)、7日(日)、11日(祝)の3日間、藤枝キャンパスにて「日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ1」講習会が行われました。新型コロナウィルスの影響で2年ぶりの開催でしたが、本学学生13名を含む55名が資格取得にチャレンジしました。この資格は中学校の部活動が外部委託となりつつある中、バレーボール唯一の指導者資格であるため、多くの取得希望者が殺到しましたが、コロナ禍でもあることから参加者を絞り開催にこぎつけました。

講師陣は本学経営学部教授:塚本博之氏(国際バレーボール連盟公認コーチ、日本バレーボール協会公認講師)のほか、静岡県バレーボール協会指導者養成委員長:増田直彦氏(国際バレーボール連盟公認コーチ、日本バレーボール協会公認講師)、常葉大学健康プロデュース学部准教授:村本名史氏(日本バレーボール協会公認講師)が、バレーボールの歴史や特性、基礎技術、ウォーミングアップやクーリングダウン法などをスライドや実技を交えてわかりやすく講義しました。また、バレーボール指導中の事故などにも迅速対応するために、CPR(一次救命処置)の実技やAEDの操作法、熱中症のメカニズムや対処法など指導者として必要なスキルを身につけました。最終日の午後には実技試験と学科試験が行われ、両方に合格し、さらに日本スポーツ協会の共通科目の3種目すべてに合格した者にのみ、来年度10月1日付けで「コーチ1」の資格が認定されます。

また、8月13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)の4日間は「コーチ1」に続き、「コーチ2」の講習会が開催されました。「コーチ1」は地域クラブや学校体育などでコーチングスタッフとして必要な資格ですが、「コーチ2」は監督やヘッドコーチなどの責任者として必要な資格です。当然カリキュラム内容も深くなりますし、求められるスキルも高くなります。今年度は日本中で本学でしか開催されないため、北は岩手県、南は山口県から受講生が集まりましたが、コロナ禍を考慮して先着40名に絞りました。

講師陣は「コーチ1」の3講師に加え、静岡県バレーボール協会指導者養成委員会の戸塚裕之氏、大川和男氏(いずれも日本バレーボール協会公認講師)のほか、特別講師として日本スポーツマンシップ協会会長:中村聡宏氏(千葉商科大学サービス創造学部准教授)と(一財)日本ペップトーク普及委員会代表理事:岩﨑由純氏をお招きしました。中村氏には、「バレーボールを通して⼀⽣愉しみ抜く⼒を養うために」というテーマで「スポーツマンシップ」についてお話し頂きました。一方岩﨑氏には、体罰やハラスメントとは対極にある、「短くて、分かりやすくて、肯定的な⾔葉を使い、人の魂を揺さぶり、その気にさせる、ペッップトーク」について熱く語って頂きました。

そのほか、チームマネジメントや発達段階に応じた指導法、フィジカルトレーニング、フォーメーション応用、ゲーム分析法などをパソコンやタブレットを使って、実践的な講義が3日間にわたり行われました。最終日は実技試験と学科試験が行われ、「コーチ1」同様3種目すべてに合格した者にのみ、来年度10月1日付けで「コーチ2」の資格が認定されます。
 スポーツの価値や未来への責任を自覚し、プレーヤーズセンタードの考え方のもとに暴力やハラスメントなどを排除した、すばらしい指導者が本学から育っていくことを願っています。

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