学生と共に歩む「学び」の楽しさ
※職位や内容は投稿時のものです
2025年10月15日更新
大学教員というと、「研究者」としての顔を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし私にとって最大のやりがいは、研究成果を一方的に語ることではなく、学生と共に学び合い、互いに成長していくプロセスにあります。スポーツ科学や健康科学という分野は、実際に体を動かし、地域社会と関わることで理解が深まる学問です。その特性もあり、教育の現場では数多くの「楽しさ」に出会うことができます。
授業の中で生まれる変化
私が担当する授業では、トレーナーを目指す学生や、健康分野に関心を持つ学生が多く学んでいます。授業中、初めは知識を暗記することに精一杯だった学生が、少しずつ「なぜこの知識が必要なのか」「どのように現場で役立つのか」と考え始める瞬間があります。その目の輝きに出会うたび、教育者としての喜びを感じます。特に実技や演習を取り入れた授業では、学生同士が声をかけ合い、協力して課題に取り組む様子が見られます。小さな成功体験を積み重ねることで、学生の表情はどんどん明るくなり、自信に満ちていくのです。
ゼミでの挑戦と学び合い
ゼミ活動では、学生が自らテーマを設定し、計画から発表まで主体的に取り組みます。たとえば地域の健康イベントに参加し、測定やデータ整理、参加者へのフィードバックを行うこともあります。初めて地域の方に説明する場面では、言葉に詰まったり緊張で声が震えたりする学生も少なくありません。しかし、回を重ねるごとに「伝わった」「感謝された」という経験が増え、学生は大きく成長していきます。こうした挑戦の積み重ねが、知識を「生きた学び」へと変えていくのです。
学生から学ぶということ
教育の現場で学んでいるのは、学生だけではありません。私自身もまた、学生の発想や感性から気づきを得ています。専門家として当然と思っていたことが、学生の「なぜ?」という問いかけで揺さぶられることがあります。そのたびに「もっと分かりやすく伝えるにはどうすればいいか」と考え直し、自分の教育方法を改善するきっかけとなります。教員であると同時に、学生と共に学び続ける存在でありたいと常に思っています。
高校生へのメッセージ
スポーツや健康に関心のある高校生の皆さん、本学では教室の外にも学びの場が広がっています。地域の方々と交流し、感謝の言葉をいただきながら学ぶ経験は、机上の勉強だけでは得られない大きな財産となります。人と関わる中で自分も成長したいと願う皆さんにとって、大学生活はきっと刺激的で楽しい時間になるはずです。
教育は一方的に知識を伝えるものではなく、共に学び合う営みです。その中で学生が自らの可能性を見つけ、地域や社会に貢献できる人材へと育っていくことこそ、私が教員として目指している姿です。これからも、その成長を後押しできるよう努めていきたいと思います。
大学教員というと、「研究者」としての顔を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし私にとって最大のやりがいは、研究成果を一方的に語ることではなく、学生と共に学び合い、互いに成長していくプロセスにあります。スポーツ科学や健康科学という分野は、実際に体を動かし、地域社会と関わることで理解が深まる学問です。その特性もあり、教育の現場では数多くの「楽しさ」に出会うことができます。
授業の中で生まれる変化
私が担当する授業では、トレーナーを目指す学生や、健康分野に関心を持つ学生が多く学んでいます。授業中、初めは知識を暗記することに精一杯だった学生が、少しずつ「なぜこの知識が必要なのか」「どのように現場で役立つのか」と考え始める瞬間があります。その目の輝きに出会うたび、教育者としての喜びを感じます。特に実技や演習を取り入れた授業では、学生同士が声をかけ合い、協力して課題に取り組む様子が見られます。小さな成功体験を積み重ねることで、学生の表情はどんどん明るくなり、自信に満ちていくのです。
ゼミでの挑戦と学び合い
ゼミ活動では、学生が自らテーマを設定し、計画から発表まで主体的に取り組みます。たとえば地域の健康イベントに参加し、測定やデータ整理、参加者へのフィードバックを行うこともあります。初めて地域の方に説明する場面では、言葉に詰まったり緊張で声が震えたりする学生も少なくありません。しかし、回を重ねるごとに「伝わった」「感謝された」という経験が増え、学生は大きく成長していきます。こうした挑戦の積み重ねが、知識を「生きた学び」へと変えていくのです。
学生から学ぶということ
教育の現場で学んでいるのは、学生だけではありません。私自身もまた、学生の発想や感性から気づきを得ています。専門家として当然と思っていたことが、学生の「なぜ?」という問いかけで揺さぶられることがあります。そのたびに「もっと分かりやすく伝えるにはどうすればいいか」と考え直し、自分の教育方法を改善するきっかけとなります。教員であると同時に、学生と共に学び続ける存在でありたいと常に思っています。
高校生へのメッセージ
スポーツや健康に関心のある高校生の皆さん、本学では教室の外にも学びの場が広がっています。地域の方々と交流し、感謝の言葉をいただきながら学ぶ経験は、机上の勉強だけでは得られない大きな財産となります。人と関わる中で自分も成長したいと願う皆さんにとって、大学生活はきっと刺激的で楽しい時間になるはずです。
教育は一方的に知識を伝えるものではなく、共に学び合う営みです。その中で学生が自らの可能性を見つけ、地域や社会に貢献できる人材へと育っていくことこそ、私が教員として目指している姿です。これからも、その成長を後押しできるよう努めていきたいと思います。
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