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これから就職活動の本番を迎える3年生の皆さんへ:就職支援を行ってきた一教員の経験から


※職位や内容は投稿時のものです

2023年2月24日更新

 いよいよ3月を迎え、就職活動の本番を迎えた3年生の皆さんは日々、不安な気持ちなのではないかと思います。それは初めて行う経験に加えて、就職活動には事前に決められた最適解があるわけでなく、活動を通じて皆さんが計画を修正・実行していくという探索的な行動に他ならないからです。一方で、若年者の転職が一般的になった昨今でも、初職の重要性は失われていないと感じます。なぜなら、転職する場合、皆さんの仕事に関する実績が重視されるのですが、そのフィールドが初めて働く職場となるからです。そこで、これまでの就職支援の経験を踏まえて、皆さんに実践してほしい事柄を以下に示したいと思います。

①就職活動の活動量を増やそう!
 就職活動は一人ひとり受験する企業等が異なることから、孤独な探索活動とも言えます。孤独で不安だから行動しないというのではなく、不安だからまずは行動してほしいと思います。行動することで、自分の就職活動の方向性を見つけ出していくというアジャイル思考(方針の変更やニーズの変更等に機敏に対応すること)で臨んでほしいと思います。具体的に言えば、受験する企業を増やしましょう。自己理解⇒仕事理解(企業研究・企業訪問)ではなく、自己理解⇔仕事理解といったように同時方向的に進めることで、就職活動の方向性を徐々に固めていくことをお薦めします。従って、就職活動の方向性が当初と異なるということは、自然なことだと思います。
 もう一つの理由は、受験する企業等に必ずしも内定が貰える訳ではないという現実があります。初めに絞って受験していると、結果が思わしくない場合、次に受験する企業が限られてきます。ただし、複数の企業を同時並行的に受験するときは、タイム・マネジメントを忘れずに…。

②相手(企業等)のニーズを掴み取ろう!
 就職活動を一言で言うと、「私はあなたにとって有益ですよ」とアピールし、それを相手(企業等)が認めることで、内定につながるということになります。ここで重要なのは、「あなたにとって」です。つまり、自分を軸に考えるのではなく、相手のニーズに即して、自身のアピールポイントを考える必要があります。相手のニーズを的確に掴みとるには、企業情報の収集はもちろん、会社訪問や面接等、自身が見聞した経験も大きなヒントになります。また、相手のニーズを含む情報を的確に掴み取ることには次のようなメリットがあります。一般に日本の「就職」とは欧米と比較して、「就社」と言われています。それは、総合職という名が示す通り、職に対する曖昧な概念よりも就社、つまり、メンバーとして受け入れるか否かを重視していることを意味しています。メンバーとして受け入れる場合、受験企業のことを深く知っている人の方が親和性を感じると思います(恋愛と同じです)。このように相手のニーズを知っていることをアピールすることで、皆さんの熱意(志望優先度)もアピールできる訳です。

③一社内定が出たからといって、就職活動をすぐに止めないように!
 内定が一つ出ると、早く抜け出したい一心で早々と就職活動を止める学生がいます。気持ちはわかりますが、ちょっと立ち止まって考えてください。日本の大卒の就職活動では、皆さんの潜在能力を期待して採用しますので、様々な業種・職種を見聞するチャンスです。この機会をぜひ利用してほしいと思います。より実利的なことを言えば、経験を積めば面接もうまくなりますし、内定を持っていれば、プラスのハロー効果も期待できますので、より自分が望む企業等に行くことができるかもしれません。

 本当は他にもお伝えしたいことはあるのですが、以上、三点に絞って言及してきました。ぜひ、実践してほしいと思います。応援しています!!!