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新型コロナウイルス感染症拡大防止とワクチン接種について


臨時記者会見の様子(左:鷲崎学長 中左:北村市長 中右:中村院長 右:毛利病院事業管理者)

藤枝市・藤枝市立総合病院・静岡産業大学による合同記者会見の様子
(左:鷲崎学長 中左:北村市長 中右:中村院長 右:毛利病院事業管理者)

学長メッセージ

静岡産業大学 在学生及び保護者の皆様へ
令和3年6月21日
学長 鷲崎 早雄
 オリンピック開幕まであと約1か月、今週、静岡県内でも聖火リレーが実施されます。
 国による「緊急事態宣言」は、沖縄県を除いた9都道府県で本日21日に解除、そのうち東京、大阪など7都道府県で「まん延防止等重点措置」に移行し、7月11日まで適用されます。
 新型コロナウイルス感染者の概況は、その数が減少傾向と言われていますが、高校や大学でのクラスターの発生が全国で報道されており、静岡県内でも大学生らによる「会食クラスター」(宅飲みクラスター)が発生しています。
 引き続き感染再拡大への警戒が必要であり、感染拡大防止に緊張感をもって取り組んでいくことが大切です。

 一方で、全国でワクチン接種が急ピッチで進められており、特に最近話題となっているのが「職域接種」です。
 企業や大学等における職域単位でのワクチン接種が本日21日から本格的に実施されますが、文部科学省の発表では、18日までに、174大学が実施に向けて申請を行い、そのうち10都道府県の17大学が21日から実施する、そうです。文部科学省では、大学を「地域の拠点」として、自校の学生や教職員のみならず、接種の対象を拡大していく方針です。
 さて、この「職域接種」では、接種会場のみならず、医師、看護師等医療人材や会場運営スタッフ等を自ら確保することが実施条件の一つであり、医療系の学部を持たない本学のような大学にとって大きな課題となっています。そして、この接種体制を構築できる大学とできない大学とで格差が生じることが懸念されます。
 こうしたことから、本学においては、同じ大学生でありながら、本学学生が早期に自大学において接種を受けられないという不利な状況に陥ることのないよう、藤枝、磐田それぞれのキャンパスでの対応を検討してきました。そのような中、藤枝市と藤枝市立総合病院の特別な配慮により、他の自治体や公立病院に先駆けて、大学との連携によりワクチン接種を推進することを英断していただいたところです。
 藤枝市と市立総合病院は、市民への接種スピードの加速化と若者(大学生)の早期の抗体獲得を目指して、7月1日から9月末までの間、本学藤枝キャンパスにおいて、藤枝市立総合病院の医師、看護師等の皆さんが接種を担当する、「集団接種」と「職域接種」を実施することになり、現在、準備を進めているところです。
 まず、7月中は藤枝市民を対象に藤枝市の「集団接種」が実施され、その会場として本学藤枝キャンパスの一部(3号館1階フロア)を提供することとしています。
 職域接種については、本申請の手続きを済ませ、現在、厚生労働省の確認結果を待っている状況です。これが正式に認められれば、8月からは本学が主体となっての「職域接種」が同会場で始まります。本学藤枝、磐田両キャンパスの学生、教職員のほか、法人事務局職員、静岡学園中学校・高等学校教職員、そして藤枝市民の概ね1万人を対象に実施される予定です。
 職域接種では、モデルナ製ワクチンが使用され、接種から4週間後に2回目の接種が同一会場にて行われます。

 本学としては、自治体との連携による地域への貢献を行うとともに、学生や教職員の皆さんの「安全・安心」を確保する場を提供する絶好の機会として捉えています。
 接種会場に係る導線等の確保や授業実施教室の調整など、学内の教育活動や部活動等学生活動にできる限り支障のないよう実施していきます。
 また、今回のワクチン接種は、当然ながら希望者のみに接種されるものです。“接種を希望する、しない”は皆さん自身の判断によります。必要な場合には、保護者等とも相談してください。接種を望まない人が不利な扱いを受けないよう、接種希望の確認等も十分な配慮をして行います。
 大学からは必要な情報を皆さんに提供し、ワクチンが「安全」に接種され、受ける側は「安心」して接種に臨めるよう進めていきますので、皆さんの御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
 接種実施日など具体的な日程や、接種希望の有無の確認等については、事務局より改めてお知らせしていきます。