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通信47 昇進の心理学はじめました!


「理想の上司」ランキングが毎年発表されます。名前があがるのは有名人ですが、身近な人で理想の上司を思いつきますか?その人は女性ですか?身近な人の中から課長職や部長職のような「上司」の役職に就いている女性を何人くらい思い浮かべられますか?思い浮かべるのが難しいのではないでしょうか。
日本では課長以上の管理職に占める女性の割合は15%に至りません。日本の管理職の85%は男性なのです。アメリカなど多くの国では女性管理職は約40%です。これを問題視している日本政府は、2020年までに女性の管理職を30%以上にすると目標を立てました。
女性の管理職が少ない理由は、女性が昇進を望まないからという解釈があります。「望まない」のではなく、「望めない」のかもしれないし、望んでいることに気づいていないだけかもしれません。状況が変われば昇進を望むようになる可能性もあります。また、今の若い女性たちは昇進を望んでいるかもしれません。
静岡産業大学応用心理学研究センターでは、こんな昇進に関わる心の研究を始めました。2018年度の研究では、女子大学生を対象に調査を行い、女子学生が必ずしも昇進に対して消極的ではないことを見出しました。多くの女子学生がずっと仕事を続けていきたいと望んでいました。そして、昇進を希望する女子学生は大学生活で多くの活動に積極的に取り組み、様々な能力の成長を実感していることが分かりました。様々な経験を通して身につけた能力をキャリアに活かすため、昇進を希望しているのかもしれません。こんな若い女性たちが社会に出て希望通り昇進することができれば、日本の女性管理職は増えると予想されます。
2019年度の研究では、働く女性を対象に研究を発展させる予定です。せっかく昇進を希望して社会に出ても、その気持ちが維持できない状況に陥るかもしれません。その原因を探れば、希望を叶えられるようサポートできると考え、私たちは研究を進めていきます。