静岡産業大学総合研究所 研究員紹介 2026

) 達成を目指し、観光事業を中心に地域社会、 活性化に貢献できる研究開発を進めます。 ■紹介 私の研究・教育の軸は、観光分野を中 心とした地域産業と大学教育の接続に あります。近年、SDGsやSociety5.0の 進展、人口減少や地方創生といった社 会構造の変化により、地域や産業を取り 巻く環境は大きく変化しています。この ような時代において、大学には単なる知 識の提供だけでなく、地域社会や産業 とともに価値を創出する役割が求めら れていると考えています。 私は、「産官学連携「」変化と成長「」三 方よし」という3つのMissionを掲げ、観 光事業を起点としながら地域社会・地 域産業の発展に寄与する教育・研究に 取り組んでいます。特に重視しているの は、学生が実社会の課題に直接向き合 う機会をつくることです。講義だけでな く、フィールドワークやプロジェクト型学 習を通じて、地域企業や自治体の方々と 協働しながら学ぶ環境づくりを行ってい ます。 また、これまでの研究では、観光・留 学・旅行業界の動向やグローバル人材 育成、産学協働教育(コーオプ教育)な どをテーマに、実務と教育をつなぐ視点 を重視してきました。理論と実践を往還 しながら、地域とともに成長する教育モ デルの構築を目指しています。 私の研究は、「観光×経営×地域」を キーワードに、地域創造における大学の 役割を実践的に明らかにすることを目 的としています。特に、観光ホスピタリ ティ産業を軸とした地域産業の活性化 と、それを担う人材育成のあり方に関心 を持っています。 研究アプローチとしては、プロジェクト マネジメントやOODAループ (Observe・Orient・Decide・Act)と いった実務的なフレームワークを活用 し、課題解決型・実践検証型の研究を 行っています。これは、分析だけにとどま らず、実際に地域で活用可能な施策の提 案や実装までを視野に入れるためです。 また、日本型コーオプ教育(産学協働 教育)の構築や、企業が求める人材と大 学教育の接続に関する研究にも取り組 んでいます。地方大学においては、教育 内容と産業界のニーズのギャップが課 題となることが多く、このギャップをい かに埋めるかが重要なテーマであると 考えています。 さらに、観光分野においては持続可能 性の観点を重視し、地域資源の価値を どのように発見・再編集し、発信し、経 済価値へとつなげていくかについて研 究を進めています。これらの取り組みを 通じて、地域に根ざした実践的な知の創 出を目指しています。 私の教育・研究の大きな特徴は、地域 企業や自治体との連携を前提とした実 践型プロジェクトにあります。例えば、川 根本町と連携した観光プロモーション では、学生が現地での体験やインタ ビューを通じて地域の魅力を掘り起こ し、それをWebコンテンツとして発信す る取り組みを行いました。このような活 動を通じて、学生は実社会の課題に触 れながら学び、地域側にとっても新たな 価値発見や発信につながると考えてい ます。 連携の形としては、主に3つの柱を想 定しています。 一つ目は、課題解決型プロジェクトで す。企業や自治体が抱える課題に対し て、学生とともに調査・分析・提案・検証 までを一体的に行います。観光プロモー ション、地域資源の活用、マーケティング 戦略の立案など、実務に直結するテーマ に対応可能です。 二つ目は、新規開発型プロジェクトで す。新たな商品やサービス、観光コンテ ンツの企画・開発を行い、実践的に検証 していきます。OODAループを活用する ことで、試行と改善を繰り返しながら、 実現性の高い成果につなげることを重 視しています。 三つ目は、人材育成を目的としたプロ グラムです。高大連携や講義・セミナー を通じて、観光や地域分野における実践 的な学びを提供します。グループワーク やフィールドワークを組み合わせること で、主体的に課題を発見し解決する力を 育成します。 また、「観光×経営」「観光×地域」を テーマとした講義や研修の提供も可能 です。企業研修や自治体職員向けのプ ログラムとしても応用できると考えてい ます。 これらの取り組みを通じて、教育・研 究・地域貢献を分断するのではなく、一 体として推進していくことを重視してい ます。学生、企業、地域の三者にとって価 値のある成果を創出する“共創”の仕組 みづくりに、今後も取り組んでいきたい と考えています。 ■研究概要 ■地域連携(連携可能内容) 10 経 営 学 部

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