歴代学長座談会 「4人の学長が語る静岡産業大学の30年」 元学長 大坪 檀 元学長 三枝 幸文 元学長 鷲崎 早雄 学長 堀川 知廣 2000-2011 2012-2015 2016-2021 202230周年記念企画 大坪 ブリヂストンに30年近く勤めた後、学界に転身 した私は、静岡県立大学の教授をしていました。これか らの地方大学はどうあるべきか、改革したいと思ってい た頃、ヨーロッパの大学と東京の私立大学からオファー があり、どちらに行くか決めかねていたんです。そんな 時、当時短期大学だった静岡産業大学を4年制にするの に文部省(現:文部科学省)の審査が厳しいので力を貸し てほしいと、静岡県立大学の高木桂蔵先生に頼まれまし てね。先生が本学の経営者と親しかったんです。ヨーロッ パは寒いし、東京は人が多いし、富士山と静岡県民の人 柄が好きなので、面接を受けることにしました。その後、 学長に就任したときに、「新しい組織とルール、戦略に 基づいて運営する大学」に改革することにしました。 三枝 私はちょうど30年前、自分の指導教授だった守 永誠治先生が本学の初代学長に就任することが決まった ときに誘っていただきました。それまで静岡県のことは 全く知りませんでした。本学が開学したときから在籍し ていますが、大坪先生が2000年から学長を務められた 12年間のうち10年間、経営学部長として一緒に大学運 営に携わり、教鞭も執りました。 鷲崎 私は大手鉄鋼会社でコンピュータの技術者として 働いていたのですが、大型装置に向き合うその会社では コンピュータのダウンサイジングに伴う新技術に関われ ■先生方は産業界、行政、民間企業から本学に来ら れましたが、その経緯について教えてください。
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