開学30周年記念誌

開学30年を迎え、これまでの年月を振 り返ると、感慨深い思いです。当時の私は、 学生と変わらない年齢で、勢いと若さだけ で突っ走っていたように思いますが、今で は在学生の親御さんとほとんど同じ年齢に なってしまいました。時の流れの速さに驚 くばかりです。卒業生のお子さんが二代に わたって本学へ入学された時は大変うれし く思いました。 多くの学生や同僚との出会いは、私に とってかけがえのない宝物です。特にテニ ス部の顧問を担当した時は、真夏の練習で 部員と本気でラリーをしたり、試合をして いる学生を大声で応援したり、私にとって も青春の1ページとなりました。 一方、30年という年月の中で、変化の スピードが加速していることを痛感してい ます。時代の流れについていくのは簡単で はありませんが、変化に柔軟に対応し、次 世代を担う学生や教職員の皆さんとともに 本学の教育と環境をよりよいものにしてい きたいと思います。 1994年4月、331名の一期生と一緒に 社会人1年生になりました。 記念すべき開学30年という節目までは 本当にあっという間でしたが、職員チーム で参加した球技大会、大学祭への出店、全 国大会の応援遠征、学会開催の事務局、学 部・学科の改組…通常の業務以外にも楽し かったり大変だったり様々な経験をさせて いただきました。 また、社会へ飛び立つ卒業生を送り出し 寂しい気持ちになった後に、初々しい気持 ちにさせてくれる新入生を迎える楽しみも 教育機関ならではのものだと思います。常 に20歳前後の若者にあふれる職場で自分 も若い気持ちでいさせてもらっています。 静岡産業大学の歴史は、30年という時 が過ぎて、卒業生のお子さんが本学に入学 するまでになりました。これからも元気な 学生の声が聞こえる大学であって欲しいと 願っています。 磐田教務課 中村 直美 磐田教務課 東 奈穂美

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