開学30周年記念誌

SSUの日常は、異文化を肌で体感し、理解を深めら れる機会に満ちています。SSUで培った国際性と世界 の人々とのつながりこそが、将来、グローバルな視点 で課題解決に挑む推進力となります。 静岡産業大学は、開学当初から数多くの 留学生を受け入れ、国際交流に力を入れ てきました。開学した1994年度の14名 を皮切りに、1998年度には4年制に改組 した藤枝キャンパスでも受け入れを開始 し、2004年度から2008年度にかけては 磐田、藤枝両キャンパスで300名を超え る留学生が在籍。2024年、本学に在籍す る外国人留学生総数は190人で、 在籍学 生総数1,737人に対する割合は10.9%と なっています。 外国人留学生190人のう ち、 中国からの留学生が約70%(131人)、 ASEAN諸国からの留学生が約25%(47 人)で、インドネシア、ミャンマーからの 留学生数が比較的多くなっているのが最近 の状況です。開学時からこれまでの留学生 数は900名を超えています。 海外教育機関との学生交流は、 2024年 度において、 4か国9機関との間で実施し ています。学生交流は2009年度から開始 し、 2024年度末までに本学から派遣した 学生数は 37人、 受入れ学生数は395人と いう状況です。 また、ダブルディグリー制 度での受け入れ学生は18人でした。 海外研修制度を利用して、これまで多く の学生が海外での研修授業を体験してお り、2023年に、4年ぶりに再会された海 外研修では、ベトナム、台湾への研修に 43名の学生が参加しています。開学30周 年を機に、さらなる国際交流を促進させる べく、初の海外における留学生同窓会を開 催したほか、海外提携校の拡充、海外研修 制度プログラムの充実など、各種プロジェ クトが現在進行中です。 本学では、2019年度に「外国人留学生 受入と日本人学生海外留学促進のための 中期方針」を策定し、 学内の留学生比率や、 日本人学生の海外留学の派遣人数などの学 内目標値を定めました。この方針の中で、 海外協定校などからの外国人留学生の獲 得、 学内語学教育、 キャリア教育を通じ た日本での生活対応力などの向上、 県内 をはじめ日本の企業への就職や大学院進 学までの「一貫した人材育成の姿勢」を明 確にしています。 静岡産業大学における国際交流 TOPIC 5 国際交流 初の海外同窓会 インドネシアにて 2023年末に海外研修でホーチミン市工業大学 (HUTECH)を訪問した際の集合写真 2023年本学教職員が厦門工学院を訪問した際 の学生たちとの記念写真 2024年磐田、藤枝両キャンパス合同交流会にて 着付け体験をした留学生の皆さん ※SSU=Shizuoka Sangyo University

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