開学30周年記念誌

元 静岡産業大学事務局長・経営学部特任教授 山﨑 博昭 私が静岡産業大学にお世話になったのは、 2003年からの13年間で、理事、事務局長、 特任教授等、様々な経験をさせていただきま した。 事務方としてまず思い出されるのは、当時 の大坪学長から、両学部の事務局に統一感が ない、検討するように、とのご指示を受けた ことです。たしかに、両学部は、生い立ちや 所在地の違いからそれぞれ独自の道を歩んで きました。1つの大学としては非効率な面は あったと思います。そこで取り組んだ内容は、 それまでなかった人事交流を行い、両事務局 の情報交換を頻繁に行うことなどでした。そ のことで風通しはよくなったものの、果たし て十分な成果を上げられたか、という反省の 思いは今も心に残っています。 経営学部では2006年から、中学・高校の 保健体育の教職課程がスタートし、私も事務 局長 5年目から授業の一部を担当することに なりました。学生は「教員採用試験突破」とい う明確な目標をもって臨んでいるため、授業 としてはやりがいのあるものでした。幸い、 毎年少しずつ教員採用者が生まれ、数年後 に合格したとの報告を受けた時などは、学生 と共に、大きな喜びを味わうことができまし た。 私は2003年、高校の体育の教員を定年退 職し、当時の法人本部長さんのお世話で大学 に勤務させていただきました。同じ教育機関 であっても、高校とは全く異なる環境下で、 大学事務局を経験し、教授会、理事会等に出 席することで大学経営の全般を学ぶことがで きました。このような今まで経験したこのな い世界を知ることができ、私にとっては「第 二の人生」といっていい、貴重な13年間を過 ごさせていただきました。 大坪先生を始め、お世話になった多くの 方々に感謝申し上げるとともに、今後の静岡 産業大学の発展を心からお祈りいたします。 第二の人生 2015年度 経営学部卒業記念パーティーにて 〜浅羽先生、最後の教え子たちとともに〜

RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=