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大学のまなび


特任教授 松井 富佐男(財務会計論)

 大学は、10数年前までは、一般的に小・中学校、高等学校で学んだ知識・教養をベースにして、普遍的な原理・法則を修得する場であると言われてきた。また、大学での授業は、専門科目を履修することによって、専門知識を身に着け、かつ幅広い視野をもった人材を輩出するという目的を有していた。大学での学問・人間形成が、主としてゼミナール(ゼミ)によって培われる点に、大学教育の特色がある。大学教員は、教育者であると同時に研究者でもある。したがって、大学の授業は、本来、教員の研究をベースにした内容であることが多い。教員の研究成果は、論文を作成して研究学会で発表したり、あるいは専門雑誌等に載せたりして多くの研究者に伝えられる。
 研究学会(学会)は数多くあり、大学教員は自己の専門領域の学会に所属し、日々研鑽を積んでいる。そのため、多くの学会は、年に数回、発表大会を開催して、研究者同士の交流を図っている。静岡産業大学情報学部は、日本財務管理学会全国大会(2017.6.24)の開催校となり、全国から多くの研究者が集まって、数多くの研究発表が行われた。地方の小規模な大学が、学会全国大会の開催校となるのは、あまり例の無いことである。それだけに本学で開催されたことは、とても名誉なことであり、本学が研究機関としての大学でもあるという認識を深める機会となった。
 本学は、開かれた大学として、地元産業と連携しながら地域の発展に貢献するという役割を担っている。そのため、今回の学会全国大会では、研究者同士の集まりだけではなく、地元企業者および住民の方々にも、自由に研究者の研究発表を聴いていただけるように、一般公開という形を取り、さらに、参加者には抹茶を飲んでいただくという「おもてなし」も行った。このような充実した学会全国大会を実施できたのは、ひとえに、学会関係者の支援に加えて、本学の教員・職員の協力およびチームワークがあったからこそである。
 こうした本学のチームワークは、普段の教育現場でもみられる活動であり、それは教職員が協力し合って学生の指導に対処するという、本学の教育文化でもある。したがって、「教職員と学生との距離が近い」という学風は、長年、本学で培われた伝統でもある。学生の資質を伸ばすには、やはり、教職員の熱心な指導が欠かせない。それを通して、「学ぶ楽しさ」を経験した学生はそれなりの成長を遂げ、社会に羽ばたいていく。文字通りの「門出」である。このように、静岡産業大学では、研究と教育がリンクした「まなびの場」で、学生が勉強に取り組み、社会で有為な人材として活躍できるよう、教職員一同が学生の指導に日々努力を重ねている。

学会(全国大会)

本学図書館(藤枝キャンパス)