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トリップアドバイザーを超える観光客参加型ツイッター活用マップの作成


教授 堀川知廣 (地域学、o-cha学、農業・地域産業論)

 現在、4年生のゼミ学生7人が、卒業研究に取り組んでいる。
 テーマは、藤枝市の街道文化課から頼まれた「東海道53次の藤枝宿・岡部宿の魅力発見と発信」。
 現在の藤枝市内には、江戸時代、21番目の宿として岡部宿、22番目の宿として藤枝宿が設けられ、東海道を行き来する物資の取扱いや、武士、町人の宿場として大いににぎわい、多くの文化人が逗留し、藤枝の街を文化の香り高い街にした。江戸時代には、銘茶の産地としても知られ、現在でも、茶町があり、多くの茶商が、全国に茶を配送している。また、岡部や藤枝の旧東海道沿いには、小さいながらも個性のある商店が連なり、地域の人たちの生活を支えている。
 このような街をもっと多くの人たちに知ってもらいたい、多くの人たちに訪ねてきてもらいたいという、市役所の要望に応え、学生が奮闘中だ。
 早速、既存の資料から、街道沿いの見どころ、魅力的な商品、おいしい店、面白人物などを調べ、夏休みに入った8月初め、全員で岡部町から藤枝市内まで約8キロを歩き、昔からあるお菓子屋さん、新しい名物を作ろうと頑張っている商店、市民が集まる公園、江戸時代からある寺社、由緒やいわれのある場所などを、ひとつひとつ自分の目で確かめ、藤枝市内の旅館「富岡屋」に泊まり、夜の街や早朝の藤枝市民の様子を観察し、スマートフォンで写真や動画を撮りまくった。

岡部の大旅籠柏屋・大石館長から障子戸の説明を受ける

大旅籠公園にあるトイレもチェック

山の上の茶畑に荷物を運ぶ索道も調査

年老いた小野小町がわが姿を小川に映した姿見の橋

藤枝名物サッカー最中

早起きして市民ラジオ体操に参加

藤枝名物「朝ラー」に挑戦

 このような街歩きをして、岡部町から藤枝市内までの東海道の歴史、文化、施設、人、モノ、空間、食べ物、イベント、体験などを拾い集め、何かを発見できる路、出会いのある路となるよう、紙マップとSNSツイッターを組み合わせ、観光客もスマートフォンから興味深かったことや楽しかったことを書き込め、自然に情報が蓄積し、より魅力を増す、新たな観光情報発信ツール作りをすすめている。
 言語も、日本語の他、英語、ミャンマー語(ミャンマーの学生もゼミ生)など国際的。映像や写真にも工夫を凝らし、例えば、百人一首をもじった短歌をつけ、その場で感じたことを面白短歌としてアップすることも試みている
 この取組を知った情報通信の複数の企業から、グーグルなどの地図を使い、旅行者が、歩きながら、スマートフォンの地図上に、映像や写真を撮った場所に、文章を加え、表示できるアプリの開発に協力をしてくれる提案があり、学生も、観光客の満足度を高め、地域内の回遊を楽しくするアプリの作成を研究中。学生の取組から始まった研究は、企業の協力を得て、進化中だ。