スポーツ産業に携わる仕事に就きたいと思い、静岡産業大学へ入学しました。学生生活を送る中、友人たちが夢に向かって頑張る姿に触発され、子どもの頃に諦めてしまった消防士という夢に挑戦しようという気持ちが湧いてきました。

それからは、公務員試験対策に集中。開設して間もない公務員受験講座に1期生として参加し、授業と授業の間や放課後、自宅でもわずかな時間も無駄にせず学習に打ち込みました。授業やアルバイト、慣れない一人暮らしなど多くのことと両立しなければならず苦労しましたが、自分の将来を見据えて努力を重ねたことで自信が持てるようになりました。

現在は消防隊員として、主に救助、救急、警防の業務にあたっています。どの役割においてもプロフェッショナルとして日々の鍛錬と勉学が求められる仕事です。公務員試験の勉強中に、地方公務員法第30条の「全体の奉仕者として公共の利益のために、全力を挙げて専念しなければならない」（中略）という規定を学びましたが、その際に先生から公務員として、社会人としてあるべき姿をご指導いただきました。この教えを胸に、これからも市民の安全・安心を守るために力を尽くしていきたいと思います。