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杉山 三七男(専門ゼミナールA・B)


強迫的思索からの脱出

しばしば若い人は柔軟な頭を持っているといわれる。もちろん実際の頭蓋骨のことではなく、思考の柔軟性のことである。確かにそのように感じることもある。しかし本当にそうであろうか。むしろ私には、若い人のほうが頭が固いように思われてならない。頭が固いことと同じではないが、若い人に強迫的な人が多いことでそのように感じているのかもしれない。このゼミナールでは、まずそうした強迫的な人々にみられる思索の特徴を見る。たとえば潔癖症や劣等感などは強迫症に似ているように思われる。強迫症者に特徴的な行動様式で有名なのは、何度も鍵をかけたかチェックし直すことだ。こうした行動の背後では、しばしば誤った二分法が作用している。

一般的に言って脅迫的な人には友人が少ない。彼らは人と付き合うことが苦手である。私の見るところ、今日こうした若者が増加しているように思われる。この状況から脱出するためには、まずそれ自体を認識することである。このゼミナールでは、多くの事例に接することで強迫性とはどのようなものであるかを認識し、自分自身の強迫性に気付くとともに、自ら強迫状態に陥らないで済むようにする。
授業科目名 年次配当 担当
専門ゼミナールA・B 3年生 経営学部教授 杉山三七男